Early 1900s
始まり:フィリッポ・デッラ・ヴァッレが自身の工房をオープン
トッズの物語は、1900年代初頭、イタリアの中央に位置するマルケ州の小さな町で始まります。その町でフィリッポ・デッラ・ヴァッレは靴工房を開き、優美なレザーシューズが小さな作業台の上で丁寧に手作業で制作されました。
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トッズの物語は、1900年代初頭、イタリアの中央に位置するマルケ州の小さな町で始まります。その町でフィリッポ・デッラ・ヴァッレは靴工房を開き、優美なレザーシューズが小さな作業台の上で丁寧に手作業で制作されました。
フィリッポ・デッラ・ヴァッレの息子であるドリノは、父親の靴工房を、熟練の職人と共に小さな企業へと変革し、イタリアの最も重要な企業やデザイナーのために、女性用のフットウェアの制作を始めました。
ミラノの中心地にオフィスを構え、家族経営企業からの変革と進化を伴いました。
ドリノ・デッラ・ヴァッレの息子であるディエゴが正式にトッズに加わり、さらに成長と拡大を遂げます。また、伝統、クラフツマンシップ、卓越性など、メイド・イン・イタリーを象徴する価値観も維持します。
卓越したトッズのドライビングシューズ、ゴンミーニは、エレガントでありながらあらゆるシーンで活躍するフットウェアを制作したいというディエゴ・デッラ・ヴァッレの直感から生まれました。米国への旅行から戻ると、ディエゴはヴィンテージブティックで見つけたドライバー用シューズに魅了され、最初の試作品の制作に取り掛かりました。それは、超軽量かつフラットで柔らかなローファーで、全体にハンド ステッチが施され、ソールに133個の小さなラバーペブル - ゴンミーニ - が特徴的でした。
ミラノの中心地、スピガ通りに最初のブティックがオープン。アイコニックなファッション地区であり、世界的に有名なラグジュアリーブランドが集う場所です。
国際色豊かなネーミングでJ.P. Tod'sが誕生しました。その品質と紛れもないスタイルによって世界的に認知されたブランドとして、成長と拡大を続けます。
1980年代後半には、ソールに立体的なラバーペブルがあしらわれた「ゴンミーニ」レザー ローファーや、ラバーソールを備えて暖かな季節に向けたスエード製モデル、上質なレザーを使用しソールにアイコニックなラバーペブルをあしらったトッズ ウィンター ゴンミーニ アンクルブーツなど、後にトッズのアイコンとなるモデルが発表されました。
トッズ コンペティション シューズは、有名なセーラーであるポール・ケイヤードとのコラボレーションにより生まれました。ケイヤードは1995年のアメリカズカップで、キャプテンを努めるチームのクルーと共にこのシューズを履きました。 ケイヤードによる独創的なデザインや、キャンバスと撥水性レザーとの革新的な素材合わせが特徴的なこのアイテムは、トッズで初めてレガッタに適したシューズとなりました。
パリの第8の街に、ブランド初のヨーロッパブティックがオープンします。フランスの都市の中で最も高級な通りであり、世界でも歴史的なアトリエやアートギャラリーの発祥の地となっています。
ミラノとパリの特別な空間に続き、ニューヨーク初のブティックがオープン。これを機に、米国でのブランドの歩みが始まります。ニューヨークの街は、イタリアン ライフスタイルを愛する人々にとって、フットウェアやクラフツマンシップなどの基準となっています。
トッズのバッグは、最も有名でファンの多いウェールズ元妃ダイアナをたたえます。トッズの熟練のクラフツマンシップから生まれたトッズ D バッグでは、サヴォアフェールと女性らしさが完璧なバランスで表現されています。長年、ブランドの真のアイコンとなっているこのバッグは、ナオミ・キャンベル、ニコール・キッドマン、アン・ハサウェイなどのセレブリティによって成功を収めました。 1997年モデルを最も特徴づける、さりげなく洗練されたラグジュアリーを体現するディーアイ バッグは、2022/2023年秋冬で再登場しました。
年を追うごとにブランドは国際的に知られるようになり、名称を正式にTod'sとしました。ディエゴ・デッラ・ヴァッレとアンドレア・デッラ・ヴァッレが主導し、トッズは、タイムレスなエレガンスとクラフツマンシップを融合したライフスタイルを表現しています。本質的にイタリアの真髄やテイスト、生き方などのコンセプトと繋がっているライフスタイルです。
1998年3月、マルケ州の緑に囲まれた丘に、グループの本社工場が竣工しました。チヴィタノーヴァ・マルケ近郊のカセッテ・デーテに位置する建物の大きな窓には、トッズのDNAである伝統とイノベーションが統合され、映し出されています。独特の建築的研究と、現代アート作品の素晴らしいコレクションが引き立てるこの本社は、広大な緑地を見下ろすことができる2フロア、55,000平方メートルの広さを誇ります。
ヨーロッパでもブランドは拡大を続け、ロンドン中心地のアイコニックなスローンストリートに、初のブティックがオープン。その後、ボンドストリートにもブティックがオープンしました。
ブランドを象徴する「グレカ」 ベルトは、2000年秋冬コレクションのために誕生しました。本をまとめるストラップを思わせるレザークロージャーが特徴的で、すべてレザーを用いて手作業で制作されています。季節が巡るごとに新色で再解釈されますが、そのカジュアルで洗練されたスタイルに、常に忠実であり続けています。
トッズは、自動車ブランドのフェラーリとのコラボレーションで、卓越したドライビングシューズであるアイコニックなゴンミーニが特徴の特別なフットウェア コレクションを制作。独特なディテールで再解釈され、シリアルナンバー付きで提示されました。
T タイムレスのシンボルは、2004年の春夏に発表され、2019年に再登場しました。メタルで表現した象徴的な「T」のシンボルが最もアイコニックなシューズやバッグを引き立て、季節が巡るごとにトッズ製品の真の主役となっています。
東京のシャンゼリゼ通りとして知られるこのアイコニックな通りは、洗練されたエレガンスが有名で、トッズ初の日本ブティックを構えます。続いて銀座にもブティックをオープンしました。
トッズは、その価値と国際的なアピールを確固たるものとするため、初のレディ・トゥ・ウェア コレクションを発表しました。ディテールへの情熱や、最も洗練された素材の探求、上質なクラフツマンシップがレディ・トゥ・ウェアで融合し、トッズの最もアイコニックなシューズやアクセサリーを引き立てます。
中国初のトッズ ブティックが、北京で最も有名な高級ショッピングモールのひとつ、国貿商城にオープンしました。
2009年より、トッズ グループは、FAI(イタリアの自然保護運動団体)のメンバーである邸宅美術館ヴィラ・ネッキ・カンピリオの支援をミラノの中心地で行い、イタリアの歴史的・文化的遺産を世界向けて促進する活動に貢献しています。
トッズは、スカラ座とのコラボレーションを祝い、ミラノと北京の2箇所で特別イベントを開催。このイベントでは動画『An Italian Dream』が披露されました。スカラ座のプリンシパルダンサーたちは、ダンスを通してトッズ製品の多くの制作工程を表現しました。 2011年より、トッズ グループはスカラ座基金の創設メンバーです。
コロッセオ修復の第二期工程が始まり、円形闘技場のアリーナの下に位置する遺跡であるハイポジーア(地下施設)に焦点が当てられました。この部分は、古代には観客の目に触れることのないものでした。2021年に完了したこの修復作業には、考古学者、修復士、建築家、技術者、測量技師、作業者など、80名以上が参加しました。
ラ・ボッテガ・デイ・メスティエリは、「工芸への道」へ若者を導くために設立されました。2012年から、多くの若者たちにクラフツマンシップの世界を紹介し、継続的にトレーニングを行っています。これは世代交代を促し、メイド・イン・イタリーを支えるために必要な技術の存続を確実にすることを目的としています。
ミラノのPAC(現代アートパビリオン)が、トッズ初のウィメンズ ファッションショーの舞台となりました。コレクションでは、厳格でエッセンシャルなウェアや、丁寧に制作されたエレガントなアイテムが揃い、常にトッズの世界を映し出すイタリアン ライフスタイルの哲学を立派に表現しました。
2016年の地震で被害を受けた中心部に、トッズ グループは新しい製造拠点となるアルクアータ・デル・トロント工場を設立しました。この工場はフットウェアの製造に特化しており、地震直後の1年足らずで建設されました。これは、この大きな災害で影響を受けた人々や家族に、職と希望と未来を提供するためのものです。この地域に対する貢献に感謝し、ディエゴ・デッラ・ヴァッレとアンドレア・デッラ・ヴァッレにはアルクアータ・デル・トロントの名誉市民権が贈られました。
トッズ T ファクトリーは、ブランドのクリエイティブな研究所です。ここでは、国際的なシーンで活躍するクリエイティブな才能とのコラボレーションが展開され、成功を収めています。アレッサンドロ・デラクア、アルバール・エルバス、Mame Kurogouchi、エンダースキーマ、8 Moncler Palm Angelsは、それぞれのビジョンに従ってブランドを解釈し、新たなスタイルを加えることでトッズのイメージを引き立てています。
世界で最も重要なファッションとデザインの学校との協力により、トッズアカデミーが誕生しました。新世代の知性、創造性、才能を通じて、ブランドの価値観やスタイルコードを再解釈することを目的とした教育プロジェクトです。最初の2つのプログラムでは、セントラル・セント・マーティンズ、ロンドン芸術大学、イスティトゥート・マランゴーニ・ミラノが取り上げられます。
トッズのクラフツマンシップの伝統とイタリアのノウハウをたたえる芸術プロジェクトが誕生しました。写真家ティム・ウォーカーとのコラボレーションにより、ブランドのアイコンの制作工程を辿る画像と映像に命が吹き込まれました。今までにない新しい解釈で長年にわたって進化を遂げた、目で見る物語です。
トッズ・フォー・アウトモビリ・ランボルギーニは、イタリアのクラフツマンシップと卓越性を称える特別なコラボレーションです。イタリアン ライフスタイルを象徴し、リサーチとイノベーションのアイコンである2つの偉大なブランドが、それぞれのアイデンティティをひとつにしたコレクション。アイコニックなゴンミーニやトッズのスニーカーが、自動車製造会社のスタイリッシュな特徴とディテールやロゴで出会います。
トッズは、オーラ ブロックチェーン コンソーシアムに参加し、パーソナライズされたアイコニックなディーアイ バッグのすべてのモデルにおいて、デジタルパスポートがご利用いただけることを発表します。真正性やトレーサビリティを確認できるオーラ ブロックチェーン技術とNFCタグを使うと、バッグの情報や製造チェーンの全体像を知ることができます。
イタリアの芸術と文化への支援と促進を続けるトッズ グループは、ミラノのシンボルである市庁舎、マリーノ宮の修復に資金を提供しました。2024年春に開始したこの修復作業は、スカラ座に面した歴史的建築物のすべてのファサードが対象です。
ローマのコロッセオやミラノのマリーノ宮の修復活動や、スカラ座への貢献に加えて、トッズは、2024年のヴェネツィア・ビエンナーレにおいてイタリア館のパートナーとなり、キュレーターのルカ・チェリッツァとアーティストのマッシモ・バルトリーニを迎え、インスタレーション「Due qui / To Hear」を展示しました。